◆令和7年度 経営発達支援計画および伴走型小規模事業者支援推進事業の実施内容・評価について
(事業名 / 実施内容 / 達成度 / 成果 / 課題 の順に表記)
 ※事業名の後に【補】の記載のあるものは伴走型小規模事業者支援推進事業費補助金の
  補助事業として実施。
 ※評価の基準…A:十分達成 B:おおむね達成 C:どちらかといえば達成できていない
  D:全く達成できていない


《事業計画策定支援》

①事例調査“デジタルツールの活用・支援”
 実施内容:近隣3商工会における業務のデジタル化について調査。
 一部のツールについては本会の業務に反映。
 達成度:A 成果:B
 課題:専門的な知識を有する場合や金銭的な負担を要する事業内容については
    引き続き実現に向けた検討が必要。

②各種セミナーの開催
 実施内容:以下の4テーマで計5回のセミナーを開催
      ・AIを活用した情報発信(9/17、10/1)
      ・効果的なショート動画の作成と情報発信(11/14)
      ・超初心者向けExcelの業務への活用(12/1)
      ・小規模事業者のための事業承継(12/4)【補】
 達成度:A 成果:B
 課題:テーマによって参加者にバラつきがある。SNSやAIの活用は事業者の関心が高い一方、
    事業承継については小規模事業者にとって重要なテーマとなるが、
    周知不足、デリケートなテーマであることから参加者が少ない。


《事業計画策定後の実施支援》

③専門家派遣の実施【補】
 実施内容:5事業者に対して計10回、以下のテーマで専門家による指導を実施
      ・業務の効率化(作業導線等の改善)
      ・HPとSNSの連携による情報発信体制の構築
      ・商品構成の再構築とブラッシュアップ
      ・情報発信体制の効率化と発信力の強化
      ・ネット広告の活用による販促のデジタル化
 達成度:A 成果:B
 課題:専門家の指導による提案・計画を、経営指導員を中心に、継続的なフォローアップ
    による実行支援が重要となる。


《新たな需要の開拓に寄与する事業》

④「はら逸品うまいものフェス」の開催【補】
 実施内容:26事業所が出展。約3,200名(推定)の来場。
      出展者、来場者の双方に対しアンケート調査を実施。
 達成度:B 成果:B
 課題:単なるイベントとして終わらせず、来場者の意見等をフィードバックし、
    出店事業者の逸品のブラッシュアップ、販路開拓につなげていくことが課題となる。


《経営発達支援事業の評価・見直しを行う事業》

⑤支援情報のデータ化、共有化【補】
 実施内容:「商工イントラ」を導入、事業者データ・支援データをクラウド型データベース
      として収集するとともに、毎月1回、全職員参加の会議で支援情報や支援の方向性
      を共有。
 達成度:B 成果:B
 課題:収集されたカルテのデータの活用と、支援を実践していくうえでの指導員個々の
    スキルアップやノウハウの蓄積が必要。



◆外部委員による令和7年度実施事業に係る評価・講評

  今年度の事業では、デジタルツールの活用やITセミナーの実施など、時代の変化に対応した取組
  が着実に進められている点を評価します。
  小規模事業者にとってデジタル化は今後の経営に不可欠であり、他商工会の事例も参考に
  しながら、実務に即した導入支援を一層進めていただきたいと考えます。
  あわせて、導入後の定着支援にも注力されることを期待します。
  (沼津信用金庫 原支店 支店長)


  「はら逸品うまいものフェス」のような商工会主催によるイベント開催は、
  小規模事業者にとって貴重な販路開拓と認知向上の機会であり、意義のある取組です。
  SNSの活用やラジオ中継などの工夫により、天候不良にもかかわらず来場者を確保できた点は
  高く評価できます。
  一方で、事業費も大きいことから、費用対効果の検証を行い、より効果的な運営につなげて
  いただきたいと思います。
  また、事業承継については重要性が高い一方で、セミナー形式では参加が伸びにくい側面も
  あるため、個別支援の活用など、事業者の状況に応じたきめ細かな対応についても検討して
  いただくことを期待します。
  (三島信用金庫 原町支店 支店長)